ごあいさつ

社会福祉法人かながわ共同会 理事長
山下 康

 令和3年6月23日に開催されました(社福)かながわ共同会の理事会におきまして、前理事長草光純二の後を継ぎ、第9代理事長に就任いたしました山下 康でございます。このたびは、法人設立以来の重大な局面にもかかわらず、このような大役を仰せつかり、大変光栄に思うとともに、身の引き締まる思いがしております。
 

 当法人は、県立知的障害者援護施設であった秦野精華園の再整備に際して、県立民営方式の運営を進めるため、神奈川県と知的障害者施設団体等の協議に基づき、既存法人を改組して設立された団体です。平成2年に秦野精華園の運営を受託し、平成6年には中・高齢の障害のある方が利用する厚木精華園、平成12年には重度重複・強度行動障害のある方が利用する愛名やまゆり園、平成17年には同じく津久井やまゆり園を県指定管理第1号として受託しました。以降、この4つの基幹施設を中心に31か所のグループホームと生活介護、就労支援、居宅介護、児童放課後等デイサービス、相談支援等の様々な障害者支援サービスを地域の皆様のご理解とご支援をいただきながら展開してまいりました。
 

 こうした中、平成28年7月26日、津久井やまゆり園で19名の利用者の皆様の尊い命が奪われるとともに、27名の方が傷つけられるという、あってはならない悲惨な事件が発生しました。このたびの理事長就任に当たり、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げますとともに、法人の代表者として、利用者の皆様の安全と安心を守ることが出来なかったことにつきまして、深い後悔と自責の念とともに、このことを法人運営の貴重な教訓として、代々、必ずしっかり引き継いでいくことをここにお誓いいたします。併せて、毎月26日の「法人祈りの日」には、先代に続き、各園や各事業所において、亡くなられた利用者の皆様の在りし日のお姿に思いを馳せ、そのご冥福を心からお祈り申し上げ続けることをここに併せてお誓いいたします。
 

 また、県や関係者のご尽力によりまして、相模原市緑区千木良の地に新生津久井やまゆり園が完成し、今年12月には、現在建設中の芹が谷やまゆり園も完成いたします。当法人は、県が策定した津久井やまゆり園再生基本構想をこの2つのやまゆり園で具体に実現していかなければならない使命を負っています。さらに今年3月に県が公表した「利用者目線の支援」につきまして、3つの県立障害者支援施設を預かる身として、先頭を切って本件施策を推進して行かなければならないと考えております。こうした使命の実現等に向けて、理事長として、リーダーシップをとって、県が求める「利用者目線の支援」やガバナンスの課題等にしっかりと取り組み、法人一丸となって、新しいかながわ共同会の姿を内外に示してまいりたいと考えております。前任者同様、今後とも皆様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。